テレビの画素数とカメラの画素数


国内の多くの地域で地デジ切り替えが2011年に終わって約2年がたちました。
その一年前頃からの大型テレビの価格破壊で、今やハイビジョンテレビは、
すっかり普通のテレビになってしまいました。

テレビには「ハイビジョン」と書いてあるものと「フルハイビジョン」と
書いてあるものがあります。
一般には、ハイビジョンは「1366×768ドット」フルは「1920×1080ドット」を
さしている場合が多いようです。

ちなみに地上波デジタル放送は「1440×1080」ですのでフルハイビジョンでは
ありません。ブルーレイはフルハイビジョンです。レンタルビデオ屋さんの
DVDは「720×480」しかありません。

では、このドット数を画素数とすると
フルハイビジョン:207万画素
ハイビジョン:105万画素
DVD:34.5万画素
となります。


画素といえばカメラですが、有名カメラメーカーのデジカメで
一番安いクラスを価格.comで調べると、PENTAX OptioE85が
4,700円なのですが、その画素数は1200万画素もあります。
フルハイビジョンの6倍です。
OLYMPUSのVG170は5,200円ですが、画素数は1400万画素です。
これがフルハイビジョンで見ても200万画素に間引かれるのです。
ハイビジョンの画素数では、そんなに不満なのでしょうか?

この比較でお分かりのように、カメラの画素数というのは
A2とか大きくプリントするのでない限り意味がないと
私は思っています。

私の使っているカメラでは
オリンパスE520:3648×2736ドットで約1000万画素
キヤノンEOS40D:3888×2592ドットでこれも1000万画素
富士フィルム F550EXR:3264×2448ドットで800万画素です。
最近買ったE-PL3は1200万画素で、この中では一番ですが
最近の5000円程度のカメラより少ないのです。

ということで、デジカメ写真の美しさと画素数は、
関係ないと思ってよいでしょう。

で、今日の写真は300万画素のμ10でのものです。
オリンパスブルーと呼ばれる空の青がきれいです。