歴史に残る日


大げさかもしれないけれど2016年11月9日は、
アメリカの死んだ日」
として歴史に残るかもしれないと思ってます。

長い長い選挙戦が終わって新しいUSAの大統領として
トランプさんが選ばれました。

世論調査の段階では直前までクリントンさんが勝っていたのですが
いざ投票という段階に来て、なぜかトランプさんに入れちゃった人が
多かったのだと思っています。

きっと頭ではトランプさんを選んじゃダメだ!この国が変になる!って
考えているのに、手が勝手にトランプさんを選んだんじゃないかな。


いま日本でもよく言われる「閉塞感」は、世界中の先進国に蔓延しています
要するに、将来が見えてるよねってことです。温暖化・異常気象もそうですし、
イスラム国をはじめとするテロ集団、少子化・高齢化、経済規模の停滞・・・

そのうえ最近ではAIが囲碁のチャンピオンに勝つなど人の仕事の八割は
コンピュータでできるようになると言われれば・・・なんとかしてくれ!
だから、頭の良い理念先行の人の言う事を聞くのは嫌になったんだと思う。

黒い猫でも白い猫でも鼠を捕るのが良い猫なのです。
清く正しく強いアメリカじゃなくてもいいから、働く場所を作ってくれる
結果を出す人が欲しいのでしょう。

理路整然とアメリカ合衆国のあるべき姿や自由主義経済や
法の支配、民主主義の正しさをとく人より、
「俺は商売が得意だ、だから合衆国も金持ちにしてやるぜ」
って人に手が勝手に望みをかけたんだと思います。

清く正しく強い世界の範たるアメリカは、死んだのかもしれません。
これからは再び群雄割拠の時代になり、自分の生活・命を守ることが
大変な時代になりそうです。