今週のお題☆カメラが趣味って、結構邪魔かも?

さて、赤目の遠足ですが、滝の写真が後回しになったのには
理由があります。簡単に言いますと「失敗作が多すぎる」です。
実は、滝の写真といえば、写しかたに定石がありまして、
「スローシャッターで幻想的に」って感じです。

スローシャッターとは、シャッターを空けている時間を長くして
動くものを線として表現する方法ですが、そのためにはシャッター
を開けている間、カメラを動かしてはならないのです。
もちろん人間にはそんなことできませんので、三脚の登場です。

私個人としては、三脚を使いたいのですが、同行の友人たちを
三脚のために待たすわけに行きません。ということで、運を頼
みの手持ちスロー撮影となったので、失敗の山なわけです。

実際、この有名な赤目になりますと、大きなカメラと三脚を抱えた
「写真が趣味です」と言い切れる方々が、デンと高そうなゴッツイ
三脚をセットするのです。他の人の邪魔になっていることは全く気
にせず、人が切れ、光が差し込む瞬間まで、辛抱強く待っている姿
をみると、「写真が趣味なんていう日は、今生ではないな」と思い
ました。

まず滝の写真を2枚、大きいのと、小さいの。それから、普通シャッターとスローシャッターの差をお見せします。
☆大きな滝


☆小さな滝


次はシャッタースピードの差ですね

シャッタースピードが速いと、水は止まって写ります
この写真は1/40とかなり遅いスピードですので、ほぼ
目で見た感じの水の流れです。


同じ場所で1/2.5とかなり遅いスピードで撮ったものです
シャッタースピードが遅いと、水は白い線になります


世間のアマチュアカメラマンは、白い線の写真を撮りたがります。
しかし、そのため大きな三脚をたてて、通行の邪魔にならないま
でも、「この景色の中に貴方がいることが邪魔なんです」と
言われても仕方ないことをするのはどうでしょうか?
カメラマンに言わせれば、「だったらどうすればいいの?」
だと思いますが、難しいですね。