神様って?・・初詣の思いつき

このブログのタイトルは「くっさんの思いつき」ですので、
時には思いついたことを書かなくちゃ・・・です。

そこで、初詣というか神様について書いてみます。
最近は、神社参拝の作法について書かれている書物や
ホームページも多いので、検索すればいくらでも
見つかります。
http://webmania.jp/~rerasiu/other/sanpai.html
http://jinja.aiai7.net/sahou.html

で、とにかく神様の前では、「二礼二拍手一礼」なのです。
両手を合わせてお願いではなく、手は体の横に付け
深々とお辞儀するのが「礼」なのです。
なぜなんでしょう?

神様と一口に言いましても八百万ですから、色々な方が
いらっしゃるのはたしかでしょう。
ですが、「神さんは怒りんぼ」なんだと考えていいと
私は思っています。これに対して「仏様はいいひと」
なのです。

神様は、怒りんぼですから、怒らない様にお願いする
というのが参拝であり、「今年一年怒らないでね」と
お願いするのが初詣なのです。
「新年のご挨拶に参りました」と頭を下げて礼をすれば
神様も「よしよし愛いやつじゃ」となるのです。

どちらかといえば、神様にすべきお願いは「○○して
ください」ではなく「○○するのでよろしく(邪魔し
ないでください)」という類なのではないでしょうか?

まあ、天神様でも菅原道真さまの怨念を晴らすために
神に祭り上げたわけですから。「道真様、雷を落とし
たりしてお怒りにならないでくださいね」との思いで
参拝するのがほんとうなのでしょう。

これに対して仏さん(つまりお寺さん)は、いいひと
ですから、お願いしたことを実現しようと、頑張って
くれそうな気がします。とくに観音様は現世ご利益が
あるといわれていますので、「○○してください」の
類のお願い事については観音様がベストだと思います。
聖徳太子も仏教を広めるため「神とは怒るものである
その時仏にすがって救われる」と言っていたそうです
から、神様と仏様の役割分担はあったのです。

ところが、江戸時代においては、神様と仏様がすっかり
ひっついていましたから、その考えがとってもあいまい
になってしまったようです。

ということで、もし神社に「○○大学に合格お願いします」
なんて絵馬をかければ、「このガキャー、なにえらそうに
お願いしとるんじゃ!」とお怒りになるかもしれませんので、
合格したいのであれば、謙虚に「私×山△男は、恐れ多くも
○○大学を受験しようと・・・恐んでお願いします」という
文面にしたほうがよさそうですね。

お正月なので紅白シクラメンです