小学校において欲しい本たち

今週のお題が、「心に残った本」ですが、心に残るかどうかは別にして
小学生〜中学生には「子供の科学」って雑誌を読んでほしいと思います。
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/list.php?category_id=3

厚みの割には高価な雑誌です、でもその内容は、大人の購読にも
十分耐えうるものだと思います。一冊読んでもあまり身につきません。
でも、数年購読を続けると、すっかり科学に詳しくなってしまいます。

これを読んでいくうちに、この分野が好きという分野が見つかります。
そしてそれからは、そっちの雑誌とこれの併読になると思います。
全国の小学校の図書室にぜひそろえてほしいものです。
大人になったときに価値の分る雑誌だと思います。

もうひとつ、全国の小学校の図書室にそろえて欲しいものがあります
風雲児たち」という漫画です
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E9%9B%B2%E5%85%90%E3%81%9F%E3%81%A1
作者いわく、幕末の風雲児を書きたかったけど、幕末を知るには
まず関が原を知る必要があるということで、書き始めて延々と
30巻も書いて、ようやく幕末に入ったときに諸般の事情で
いったんは終わっていますが、現在幕末編ということで
続いているそうです。

幕末編は、まあいいのですが、その前の江戸時代編がすばらしいのです。
現代では、ほとんど復権していますが、田沼意次が悪者だというのは、
事実とは考えにくいなど、常識にとらわれない視点で江戸時代の多くの
事件を見事につないでいます。(しかもその後常識になったものが多い)
わたしは大人になってから読んだのですが、ある意味司馬遼太郎
超えていると感じました。図書館で探してみてください。
大阪市立図書館にはあります)絵柄は古典的ギャグ漫画ですが
内容は極めて高度です。ぜひご一読ください。