野田政権に思うこと

最近の日本の政治を見ていると、自民党民主党
同じような方向に行こうとしているように見えます。

彼らの主張は、
「自由に競争して勝ったものが報われる社会にすれば、
活気も出て日本の未来は明るい。」
といったことのようです。
合衆国の共和党に近い考えです。
これを最も分りやすく表明しているのは
みんなの党」だと思います。
機会の平等主義といえばいいでしょうか?
野田さんが、こんな方向を目指すのなら、民主党
自由党」と名前を買えるべきだと思います。



今のところ、自民もみんなの党も民主と組む気配はないので、
一気に進むことはないのですが、どの党も同じような方向を
目指すのであれば、私は投票する党がなくなってしまいます。
あ、社民や共産のような非現実路線は投票の対象外です。

アメリカが、色々な問題を抱えながらもやってこれるのには、
共和党に対する民主党があるからだと思っています。
アメリカの民主党の考え方は、
「そんなに競争ばっかりでは、競争に向いていない人々は
暮らしていけない。そうした人々も人間らしい暮らしが
できるような社会を目指す」
ということで、結果の平等主義的な色が入ってきています。
昔の自民党的な考えで、「国民新党」あたりの考え方に
近いものだと思いますし、公明党にも近いと思います。
マニュフェストを作ったときの民主の考え方もこの筋です。

自民党の爺さんたちや、国民新党民主党の中の
社会党系の人々は、結束して新しい民主党を作る。
自民の若い人々とみんなの党、民主の野田さんたちで
新しく自由党を作る。そのような対立軸が必要だと思います
今のままでは、自民・民主とも両方の人が入り混じって
党の方針が見えませんので党を選ぶことができません。
早く分離してほしいものです。