地熱発電ってよさそうですが・・・

関西電力大飯原子力発電所の再稼動について政府が悩んでいるようですね。
この時期に、再稼動を認めると、かなりの票を失うことになるでしょうから。
(もっとも今の民主党に票が残っているかは疑問ですが・・・)

とはいえ、原発を止めたままでこの夏を乗り切るのは困難だそうです。
昨年の夏は、一昨年に比べるとかなり涼しかったので、電力不足による
節電要請も何とかなりましたが、それでも当時はかなりの原発が動いて
いてやっとのことでしたから・・・

現代日本のあらゆるビジネスでは、安定した電気の供給が大前提ですので、
電力不足による停電は、更なる経済の縮小・衰退を招き、失業者の増加
さらには、輸入品の高騰などを招きかねません。

そこで、原発を使わないようにするためには、新規に火力発電所を作る
必要がありますが、火力発電用燃料価格も上昇していますし、CO2問題も
ありますので、良い選択とはいえないでしょう。


(ガソリンも高くなりましたね)
原発をやめると、電気代が3割ぐらい上がるともいわれています。

太陽光など夜はダメ、雨が降ると激減する発電装置なので、「屁のツッ
パリにもならない」程度のものと考えるべきですし、風力も台風の多い
日本では故障するリスクは高いといえます。
また風力発電には、低周波騒音も含めて騒音問題もあります。

そこで期待の星は、地熱発電です。
燃料は基本的にただですし、火山の多い日本では建設可能な場所は
数多くあります。ところがここにいくつか問題があるようなのです。

ひとつは、その建設に適した場所が、国立公園内であったりして
なかなか認可されないという問題。
もうひとつは、地元の温泉業者さんが、温泉に影響するといって
反対するという問題。

そのほかにも問題はあるようなのですが、せっかく火山の多い日本
なのですからもっと地熱を使うべきだと思うこのごろです。