財政赤字って悪いこと?

紅葉は赤くて、みんなに好かれますが、財政赤字は皆に嫌われています。
なぜなんでしょうかね?だれか困っていますか?

日本国の借金は国債という形ですが、ほとんどタダ同然の金利ですし
日本銀行保有している分に対する金利は、帰ってきますので
サラ金のように、雪だるまのように返済が増えることもありませんし、
返済のためにさらに国債を発行してもだれの懐も痛みません。

今困っているのは、デフレであり景気後退です。
失業して自殺したり、若者が就職できないのは、基本的に景気が悪いからです。
ここまではどの政党も理解しているようですが、経済を理解しないと
バカなことを言い始めるのです。

自民の多くや民主の一部の議員は理解していますが、景気を向上させるためには、
国内でお金を使う量をどんどん増やさなければならないということが
第三極も含め多くの議員は分かっていません。

景気回復を目的とする場合、やってはいけないことは、
1.政府支出を減らすこと
2.給料を下げること
3.消費マインドを冷やすこと
の3点です。

にもかかわらず、各政党の政策というか方針を見てください

無駄な支出は減らすと言ってますね。景気に対して無駄な支出というのは
あり得ません。しいて言えば外国製品を購入することです。
「外国製の安いものを買って効率化を図った」などとバカなことをいうのが
無駄な支出の最たるものです。

また公務員の削減や、給与の減額を言ってませんか?
デフレで苦しんでいる状況で、これ以上失業者を増やすのですか?
公務員給与が下がれば、民間給与も公務員を見習って下がることが
予見できないのでしょうか?

そして消費税の増税です。前回3%から5%に上がったとき
どれだけ消費が落ち込んだのか忘れてしまったのでしょうか
消費税率を上げたのに税収は減ったのですから、いかに愚策か
わかりますね。

こうして不況が進むと、一番ダメージを受けるのは、年収500万以下の
世帯と言われていますが、この世帯の人々は「やってはならない政策」を
支持する人が多いのですから、よくわからない世の中です。

日本のように国債を自国通貨で発行している国では、破たんはあり得ません。
なぜなら、少し法律を変えれば政府がお金を発行できるからです。
(実際硬貨は、日本政府が出しています)

もちろん多量に出せばインフレになりますし円安になりますが、
今はデフレと円高で困っているのです。

これをお読みくださった皆様には、どの政党を応援すべきか
よく考えてほしいと思っています。

今週のお題「紅葉」