放射線の話


私のブログでは、以前にも低量放射線健康被害など生じない
という説があることを紹介しましたが、先般日経新聞サイトに
放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論 」
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXZZO50651160W3A110C1000000&uah=DF150220104322
と題する記事がのっていました。

おおざっぱに言えば、
「福島程度の放射線では健康被害は生じません」
ということなのですが、そのことより興味深いのが、このくだり


「LNT仮説を要約すると、あらゆる放射線は命にかかわる
有害なもので、被曝線量がどれほど低くても人体に有害な影
響を与えるとする考え方だ。被曝量が2倍なら発がん率も2
倍になる、と。第二次世界大戦後にヘルマン・マラーが提唱
し、UNSCEARを含む国際機関が採用したが、その有効
性が最も発揮されたのは冷戦中に核兵器実験を中断させるた
めの交渉の切り札として使われたときだ。世界に放射能への
恐怖が広がったのは、その副作用である。」

要は今まで放射能が怖いという思いのもとになるLNT仮説は
放射能が恐ろしいもので、核戦争などとんでもないことで
あるとの宣伝にしか過ぎなかったということです。

ということで、この記事の内容が正しいとすれば、福島で
避難生活している人たちは、する必要のない苦行を強いら
れているわけですから、ひどい話です。

少なくとも政府は早急に、「この記事を信じて、戻りた
い人は戻ってもいいですよ」ぐらいの対応をするべきでは
ないでしょうか?