八方尾根・・・続き

さて、八方尾根でいろいろあったと書きましたが・・・
この先は、八方尾根にあるゲレンデ名、リフト名が
出てきますが読み飛ばしてください。
「技術選」とは全日本スキー技術選手権大会のことです。
http://www.happo-one.jp/gelande/lift.html

バスは、定刻よりはやく6時ぐらいにバスターミナルに
到着しました。ここで、カメラを取り出し白馬の山々を
見上げると、明け方の青空に白い峰が輝いています。

この時点では、最高の春スキー日和を確信していました。

途中のドライブインで購入したおにぎり弁当を食べ、
スキーウエアに着替えて、しばらくゆっくりしたのち
ゴンドラリスト乗り場に向かいました。

この日のゴンドラは、朝の7時半から動き出すということで
私がゴンドラに乗ったのが7時40分でした。

ゴンドラリフト「アダム」を降りて、技術選の最初の種目の
開催されるウサギ平上部に向かってアルペンクワッドリフト
乗りました。その時点でかなり厳しい風が吹いており、
粒状の氷となった雪が顔にあたって痛い状況です。

リフトを降りて、「写真でも撮影しようか」と黒菱ゲレンデに
向かって進み、寒いなと言いながら手袋を外しリュックからカメラを
取り出そうとした瞬間強い風が吹き、私の右手袋と帽子を
黒菱ゲレンデに吹き飛ばしていったのです。

いざという時用の普通の毛糸の手袋は持っていましたので、
なんとかスキー手袋を売っている売店までは、滑って行く
ことができます。

帽子と右手袋は、半ばあきらめながら、撮影もそこそこに、
黒菱を覗きこむと、だれも滑っていないこぶ斜面を、
風に押されて転がってゆくものが見えましたので、
「こりゃ見つかるかも」と下ってゆきました。

帽子は無事回収できたのですが、手袋は見つからないので
もう一度上まで上がって・・・と思って黒菱第3ペアリフト
乗場に行くと、強風だから当分リフトは動きませんとのこと


しかし黒菱を登らなければ、技術選会場にたどり着けないのです。

気を取り直して、黒菱から北尾根に向かい国際ゲレンデ方面経由で、
白樺ゲレンデにに下り、アダムに乗って登ろうと考え、
下ってゆきました。


続く・・・