私たちは守りに入っている

健康に悪いことは、すべて体から遠ざけよう。
悪いかどうかよくわからないものも遠ざけよう


危険なことはやめておこう。
危険かどうかはっきりしないものもやめておこう


損することはやめておこう
損するかもしれないこともやめておこう


なんだか近頃の世の中を見ていると、みんな守りに入ってると
感じてしまうのです。


もともと日本では、出る杭は打たれるなのですが、
守り社会になったせいで、はますますその傾向が
強くなっているように思えませんか?


不細工なマスクをするのはは嫌だ
健康よりうまいものを食べたい。
体に悪くてもおいしい酒を飲みたい。
危険でも楽しいスポーツをしたい。


スポーツカーに乗りたい
クルーザーを持ちたい
プール付の別荘がほしい

そんな、ほしいものがいっぱいの日本人が増えれば
お金が回るようになって、みんなが幸せを
感じることができるんだけどなぁー・・・

攻めの人生にしませんか?

成熟社会の経済学――長期不況をどう克服するか (岩波新書)

成熟社会の経済学――長期不況をどう克服するか (岩波新書)

朝日新聞の書評に取り上げられた「成熟社会の経済学」ですが、
ケインズ批判については納得できないし、不況克服の増税
現実を見ないにもほどがあると思うのですが、新古典派あたりを
否定してくださっているので、まともな面もありそうです。

ただ朝日の書評を書いておられる大澤さんは日本人が
消費に対して消極的なのは、政府が悪いというようなことを
書いてらっしゃるが、それなら他の日本よりは消費に対して
積極的な国の政府を見習えというのかと聞いてみたいのです。

私の考えでは「もったいないの美徳」が大量消費をおさえるので
日本人は消費に消極的なのだと思います。
ですから、日本人が消費に積極的になるには「もったいない」に
別れを告げて「消費は美徳」にスローガンを変えなければ
ならないのです。・・・・できるはずがありません。

となると、個人の消費を補うために政府による無理やりの消費が
経済規模の維持拡大には絶対に必要になるのです

http://book.asahi.com/ebook/master/2013032100002.html?ref=com_fbox_d2



写真は、3月17日に長居公園で撮影したものです。