高津神社と崇徳院

今週のお題「お花見」
さて、帝国ホテルからは、南に向かって帰るのですが、
ちょっと寄り道ということで、高津神社に行きました。

http://www.kouzu.or.jp/
高津神社と言えば、上方落語崇徳院」に登場する神社で、
古くから人気のあるお宮さんです。

落語「高津の富」の舞台にもなっています。

神社は高台上にあるのですが、南側に降りた広場が
お花見会場となっています。以前はバーベキュー客で
にぎわっていましたが、ここも最近禁止になりました。

このお宮さんの北側にある公園は、そこそこ立派な
梅林がありますので、梅の季節もお花見できます。


崇徳院という落語は、Wikipediaを読んでいただければ
わかるのですが、高津神社で美しい娘さんに一目ぼれした
若旦那が恋煩いで寝込んでしまったので、幼馴染が
御嬢さんを探して回る話なのです。


高津さんで別れる際に娘さんが残した手紙に書かれた言葉が
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」でした。


このフレーズは百人一首に登場する崇徳院様の上の句で、
下の句は「われても末に 逢わんとぞ思う」です。

要するに、「今日のところはお別れいたしますが、
いずれ後にお目にかかれますように」という意味なのです。

ここから、若旦那のための御嬢さん探しが始まるのですが、
YouTubeにも転がっていますので、一度お笑いください
http://www.youtube.com/watch?v=YY0dFYi3tNg


それにしても、このような歌を残した「崇徳院」様ですが、
菅原道真公、平将門公と並んで日本三大怨霊の一人?なのです。
崇徳院様のお墓は、香川県坂出市白峯寺にあります。

高津神社は、難波からも近い場所です。一度お運びください。