悪い子と良い子?

子どもの頃から「実は悪い子の方が得なんじゃないの?」
と思ってます。

ふだん女の子をいじめたり、公共物を壊したりする
悪い子が、なんかの気まぐれで、捨て犬に食べ物を
与えたりすると。
「あいつは、悪ぶっているけど本当は心優しいやつなんや」
って、評価されたりします。

それに対して、普段からみんなにやさしく親切で
勉強もスポーツも良くできる良い子が、なんかの
気まぐれでイタズラをしたりすると、
「あいつは普段仮面を被っとるんや、性根は腐っとる」
なんて言われたりするのです。
良い子になるのも大変ですね。

6月も後半となり、いよいよ梅雨も本番となりました。
私の会社では昨日賞与が支給されましたが、世間では
賞与なしの会社も多いというのに、ありがたいことです。


衣食足って礼節を知るという言葉もありますように、
生活者重視というのであれば、まず十分な給与が国民に
行きわたるよう「搾取されてもされきれない富の生産」
つまり、経済の発展が必要なはずです。

国際社会では、国の借金を減らそうとするのが「良い子(良い国)」
であり、国債残高を気にしないのは「悪い子(悪い国)」です。

で、その国の通貨価値は「悪い子」なら通貨安、「良い子」なら
通貨高になります。

それで、日本のように物を生産して輸出する国で考えてみると
今の状況では「円安」が望ましいわけですので「悪い子」に
ならなきゃいけないのです。

G8では、みんなに睨まれるので、良い子のふりが必要ですが
消費税増税などという「良い子」の政策なんかやめて、
国債をバンバン刷って日銀に押し付け、国産技術開発の
後押しなんかにドンドンお金を使う「悪い子」の政策を
すすめて経済を発展させてほしいのです。

そして、まずは国民にお金が充分いきわたるようにし、
本当の意味で生活者にやさしい日本にしてから
良い子になりたきゃなってほしいのです。