消費税、頭の中は10%

消費税を10%にするかどうかで安倍総理が悩んでいるふりをしている。

まあ、8%になった落ち込みがまだ回復していないのだから無理という
政治家さんや経済評論家さんも多いので一応考えているふりをしている
のだと思う。

たしかにデフレ脱却という面では8%に上げた時点ですでに大間違いなのは
分かっていた話ではある。しかし老人のために将来的に2ケタにするという
ことから考えれば、圧倒的な議席数を持つ今の自公政権で10%に上げない
限り次の機会はいつ来るのかということで、やむを得ないともいえる。

それにしても、まず8%そして10%というのは良く考えられている。
いきなり10%にするといえば、8%の場合とは比較にならない落ち込み
になっていたと思う。8%だから、そこそこの落ち込みで済んだのだろう
もちろん、日銀黒田総裁の援護射撃のおかげもある。

そして、8%という数字のうまさ、計算の得意な方は消費税分の暗算は
8%で行っているだろうが、私のように暗算力のない人間では、すでに
消費税10%で略算しているのである。

こうした人間にとって、消費税10%というのは、頭の中ではすでに
導入済みなので、仮に来年10月から8%の消費税が10%に変わっても
あんまり気にならないんじゃないかと思う。

ということで、総合的判断で消費税は、10%に上げてしまっても
いいんじゃないかと思っている。