政治家の不思議

消費税値上げの話が出てきていますね。
各政党のえらいひとは、「徹底的な無駄の削減をしてから
増税の話をするべきである」と異口同音におっしゃってます。
民主党だって、昔はそう言っていたんじゃないの?

ここで皆さんに考えて欲しいのです。無駄をなくすことは
みんな賛成なのですが、なぜ無駄はなくならないのでしょうか?

もうお分かりですね、「みんなが共通に無駄だと思う部分は既に
ほとんど残っていない」ということなのです。
宇宙の果てを観察する望遠鏡が、日々の暮らしに何か役に立つのか
といわれるとそうなのですが、必要な人には必要なのです。
遺跡の発掘だって、ダムだって、それぞれの当事者にとっては、
「これを無駄と捉えるとは無理解もはなはだしい」
「もっと高い目から我々の仕事を見てほしい」
「国際協調には必要なものである」
であり、決して無駄ではないそうです。
(私には無駄に見える部分はたくさんありますが・・・目が悪い??)

無駄を削っても、景気対策には意味がないとまでは言わないにしても、
その影響は軽微だといえます。景気に対しては、以前書きましたよう
に、国内でお金が回るようにしなければならないのです。
その意味では、外国から戦闘機やコンピュータを買ったりするのは
無駄ということになりますね。
(買わなきゃ貿易紛争ですが・・・・)

景気対策だけの観点から考えれば、土木工事って悪くありません。
労働集約産業なので、多くの人に仕事がいきわたります。
国内業者であり、使用材料の多くは国産品、コンクリートの材料
のセメントの原料さえも珍しく国産です。
そしてそのお金が落ちる場所は、大都市でなく地方なのです。
今地方では脱土木に挑戦していますが、県単位で成功している
ところはなく、激しい景気落ち込みだそうです。

そんな日本なのに、公務員削減しろ・公務員給与を減らせと
おっしゃる政治家の方々もいらっしゃいます。
公務員はスト権と引き換えに人事院勧告制度があったのでは
ないでしょうか?もしそうしないのならスト権を与えなければ
なりません。ストされる方が困りませんか・・・
また公務員削減って・・・これ以上失業者を増やして
どうするのでしょう??

すこし考えれば、財源捻出など普通ではできっこないことは
分るわけです。増税すれば、景気が落ち込み、かえって税収
が減るので意味ありません。
本当に財源がほしいなら「伝家の宝刀」とか「禁断の技」
あるいは「麻薬」というレベルの大技が必要になると
思います。
かつて高橋是清という大蔵大臣が、その技を使って
世界恐慌から日本だけを救っています。
技の中身は次回にしましょう。

さて今日の写真は大正駅あたりです、大阪ドーム近くです
これは津波の碑です

側面です

側面には、津波の記録が書いてあるのですが、
となりの看板に読みやすく書いてあります。

忘れないよう、毎年墨を入れて読みやすくしておいてくれ
というのは大事なことですね。

大正橋の歩道はピアノの鍵盤のように黒鍵と白鍵が
デザインされたものとなっています。
縁石はメトロノームの形をしています




南国風のマクドナルドです


大阪ドームにいらっしゃったときご覧ください。