一脚を買いました

一脚ってどれほどの認知度があるのか知らないのですが、
kenkoからメールが来たので買っちゃいました。

SLIK 一脚 スリムポッド II 4段 2WAY雲台付 214886

SLIK 一脚 スリムポッド II 4段 2WAY雲台付 214886


私が購入した時は送料込1,500円だったのですが・・・

で、一脚の効能ですが、普通の人は
「足が一本だったら倒れるじゃん!何の役に立つの?」
って思うのです。

当然な疑問です。だって普通の人にとって三脚を使うのは
セルフタイマーにして自分を写すためですから。

もうすこし写真に対する願望ができると、夜景を撮るため

スローシャッターにするには、三脚が必要などと分かるのですが、
それでも一脚って「なに?」だと思います。

ところが実際に使ってみると、一脚って役に立つのです。
カメラの「ブレ」が激減するのです。

簡単な物理の話で6自由度という言葉があります。
空間は3次元ということはご存じでしょうから、
左右をX軸、前後をY軸、上下をZ軸と考えます。
空間上のカメラの位置はX,Y,Zで定義できます。


ところがこれだけではカメラがどの方向を向いているか
までは決まらないのです。
これを示すには、X軸周りの回転、Y軸周りの回転
そしてZ軸周りの回転を決める必要があるのです。


XYZの3方向とそれぞれに対する回転が3種類なので
あわせて6個の値を決めなければカメラがどこにあって
どちらを向いているかが決まらないということです。


逆の言い方をすれば、6個の値が自由に決められる
ということです。これを6自由度と言います。
三脚を使うとこの6自由度すべてを固定できます。

では一脚ではどうなるでしょう。
一脚を使うと使うと、上下つまりZ軸には動きません。
X軸・Y軸まわりの回転も止められます。
ということで、たかが一本足ですが6自由度のうち
3自由度をとめてくれるのです。

手持ち撮影では、6自由度すべて動かないよう頑張って
カメラを構える必要がありますが、一脚のおかげで
3自由度だけ頑張ればよくなるのです。


重たい三脚に比べて、私の買った一脚など数分の一の
目方ですので、とりまわしが苦になりません。

この季節桜の花の接写なんかにとっても効果的です。
一度お試しになることをおすすめします。