肉体労働者の何が悪い

先日、とあるブログでアベノミクス批判をしていたのですが、
そこには、
「昔のように肉体労働で人並みの暮らしをしようなどとは・・・」
的な文章があり、アベノミクスは懐古趣味であると言っているのです。
「なんじゃこいつは!」と思いました。

先進国の国民としての生活をしたいのであれば、知的で生産性の高い
仕事をしなければならないということらしいです。

TPPはスバラシイなんていっている連中の発想は似たようなものでしょう。
読んでとってもいやな気分になりました。

以前にも書きましたが、私たちの日々の暮らしは肉体を使った
仕事に従事してくださる人々に支えられています。
そうした人々に対して、「体使うだけで、まともな生活できると思うな」
ということを言う人は、同じ日本人なのか疑問に思います。

みかけは肉体を使うだけに見える仕事でも、みんないろいろ
頭を使って社会のためになる仕事をしているのです。

もちろん給料に差があるのがおかしいといっているのではありません。
ですが、まじめに働けば親子で健康で文化的な人並みの生活が
できる程度の収入が得られるのが私の思う良い社会です。

そういう意味で、今の政府が掲げている国土強靭化は評価できます。
汗水たらして働く人々が社会から評価され、それなりの収入を得られる
国にするのは為政者の務めだと思っています。