ただいま3月10日午前3時ごろ

えーヘルシンキのホテルからブログを書いています。

今回の旅行の大きな目的は「オーロラを見る」でした。

オーロラは地磁気緯度65-70度のオーロラベルトと呼ばれる
場所でよく観察され、フィンランド北部のラップランドでは
2月・3月は最もよく見ることができるといわれています。

実際昨年2月に友人が行ったときには、とてもよく見えたそうで
その話も参考に旅行を計画したのです。

この時期に、オーロラに出会える確率は1/3以上と言われてますが
今回5日もオーロラゾーンでの夜を入れましたので、何とかなる
だろうと思ったのですが、結果的にオーロラは見えませんでした。

じつは、今年のヨーロッパ、特に北欧は90年ぶりといわれる超暖冬で
今年になってからずっと曇り空が続いており、気温は一日を通して
零度前後と、この時期のフィンランドとしてはありえない温度に
なっているのです。

オーロラは、高さ8万−50万mというエベレスト山よりはるかに
高い高度で発生しますので、曇っていると地上からはまったく
見えないのです。

フィンランドのロヴァニミエという町で長年続いているオーロラ
ウォッチングツアーでも今年の2月は、ほとんど全×状態だった
そうなのですが、一縷の望みを託して「モイモイ号」という
ツアーに参加しました。

ツアーの集合場所近くにはマクドナルドのお店があります。
このお店は、先日まで世界最北端のマクドナルドだったそうで
最新のガイドブックにも最北端と書いてありましたので、
せっかくだからと行ってビッグマックを食べました。


ビッグマックの味は、日本とそう変わらないのですが、値段が
4.95ユーロ!日本円で700円程度になります。
北欧の物価高おそるべしです・・・・

オーロラ出現を、町のはずれのトナカイ牧場近くにある湖の上で
待つのですが、いくら暖冬とはいえ零下2度とかの気温の屋外で
待つのはつらいので、暖房の効いた小屋で待ちます。

トイレの完備した近代的な小屋のほかに、コタとよばれる
部屋の中で薪をたく小屋があり、薪の火でソーセージを炙ります。
ソーセージはおいしそうですが、あまりおいしくありません。


2時間以上待ちましたが、空はやはり曇ったままでオーロラは
現れませんでした。

例年であれば零下20度にもなるという話で、一眼カメラでも
動かなくなるということだったので、100均で買ったフリースの
ネックウォーマー2枚重ねでカメラにかぶせていましたが、
活躍することはありませんでした。


後残る最後のチャンスは、帰国時の飛行機の中からです。
写真は撮れないですが、見れるといいなって思ってます。