耳障りの良いってなんだ!目障りだ!


耳障り(みみざわり)という言葉があります。
意味はご存じのように聞いて不快になるものです。
通常「耳障りな音」「○○が耳障りだ」と表現されます。

ところが最近「耳障りの良い言葉」って使い方が
散見されます。それもマスコミの記事の中にすら
出てきているのです。

前述の定義からすれば、全く意味不明の表現です。
しかしながら「肌触りのよい」「手触りの良い」という
言葉がありますので、「耳当たりの良い言葉」を
「耳触りの良い言葉」と間違っているのかもしれません。

この場合でも「耳触り」という表現自体は以前にはないもの
なのですが文字の意味から新語となるかもしれません。
(でも耳で触るってやっぱりおかしいだろって言いたくなりますが)

新しい良いものを否定するつもりはないのですが、
なんだかなって感じるものは色々あります。

目障りを「目障りの良い」って使う人はいないのに
「耳障りの良い」って字を見て変だと思わないところが
最早不思議レベルです・・・