割合と絶対値

近頃、節電・省エネというのは当たり前になっていますが、
割合と絶対値というのは注意しなくちゃと思います。


何の話かといえば、省エネ率○○%とかいう数字です。
たとえば、エアコンですが、省エネ基準達成率が同じ100%でも
2.2kWモデルより2.8kWモデルの方が電気をたくさん使います。

エアコンなんかは、まだ何畳用というので、わかりやすいのですが
テレビなんかになると
①40型のLED_AQUOS 省エネ基準達成率191%
②32型のREGZA   省エネ基準達成率102%
のどっちが絶対値として省エネでしょうか?
というクイズが出たらでどう答えますか?
なんとなく40型で191%の方が、32型で102%より消費電力が
少ないように感じませんか?

実は、平均電気代では40型が1,890円に対して32型が1,500円と
32型の方が、消費電力は、ずいぶん少ないのです。

自動車のエコカー減税でも、絶対値としての燃料消費量ではなく
車の重量に対しての燃料消費で考えられていますので、
わざと重たい装備を標準装備として付けて重量を重くし
減税率を上げている場合もあります。

本当に必要な省エネは、割合(率)ではなく絶対値としての
量を減らすことのはずですが、よく注意していないと
割合のマジックに騙されてしまいます。

割合のマジックといえば、ショッピングにおいても大事ですね。
この時期、バーゲンセールが開催されていますが、40%OFFとか
書いてあると、思わず「買わなきゃ」と思ったり・・・

本当の賢い消費者は、自分の絶対尺度を持っているので、
必要度・要求性能・デザインなどから、適正価格をだし
それに応じて買うかどうかを決めるのだろうと思いますが
私のような一般ピープルでは難しいですね。

ということで、いらないものを買ってしまわないよう
バーゲンには近づかないように・・・・

大阪の天保山水族館が開館後来客者数6000万人を超えたそうです。



夏の水族館は涼しくっていいですね。
今はジンベイザメが、いないそうなのですが、その代わりに
5万匹のイワシが入っているそうです。
この夏、行ってみてはいかがでしょうか?